人生/一般

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自助とは何か

自助の精神自助の精神を述べる有名なことわざとして、「天(神)は自ら助くる者を助く」というものがあります。古代ギリシャから伝わるものですが、特に日本においてこの言葉が広く使われるようになったのは、明治日本の近代化において欧米的な主体性の精神が...
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アリストテレスの『ニコマコス倫理学』(かんたん版)

幸福とは人間行動の究極目的となるもの行動というものには、基本的にある目的があります。そして、その目的というものは、もっと大きな目的のための手段になっています。さらに、その大きな目的は、もっと大きな目的のための手段になっており、この階段を昇っ...
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未来とは何か

時間の定義事物の何であるかは、「定義」次第です。定義とは、それが何であるか(本質)を述べるものです。ある事物の定義は、時代や場所によって(さらに言えば個人によって)異なるため、たとえ同じ一つのものであっても、複数の定義を持ち、様々なものとし...
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アリストテレスの『友愛論』(2)

(1)のつづき<第九巻、愛について(続)>第一章、――第二章、――第三章、愛の解消愛した時とは、異なる人間になった相手に対して、そのまま愛すべきかどうかという問題があります。先にも述べたように、有用性や快楽によって結びついた者たちは、不安定...
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アリストテレスの『友愛論』(1)

※本頁は『ニコマコス倫理学』第八巻、第九巻の「友愛論」を単独で扱ったものです。そのままでも読めますが、一巻から読んでおくと、より理解が深まります。<第八巻、愛について>第一章、愛の必要性「愛」はアレテー(徳、卓越性、器量)の一種で、人生にお...
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才能とは何か

才能と努力ここで言う「才能」とは、辞書を引いて一番最初に出てくる意味、“生まれ持った能力”のことを指します。これと対比的によく使われるのは「努力」です。才能は先天的なものであり、努力は後天的なものです。自己意識(主体)が芽生える前の幼少期に...
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希望、絶望とは何か

「希望」という語の胡散臭さ希望とは望むこと、絶望とはその望みが絶えることです。希望は“のぞむ”という字が二つ連なっています。語源的に「まれ(希)+のぞみ(望)」ではなく「のぞみ(希)+のぞみ(望)」の意の方が強いようです。「のぞみが絶える」...
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トルストイの『人生論』(かんたん版)

『人生論』とはトルストイの著作は明確に前期と後期に分けられます。前期は純粋に芸術家としての文学作品が中心であり、有名な小説『戦争と平和』がこれにあたります。後期は思想家(あるいは宗教家)としての文学作品が中心であり、有名な『復活(カチューシ...
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トルストイの『人生論』(4)

(3)のつづき第二十八章~三十三章、生命とは何か【解説】長いので適当にまとめます。ここにきてようやく今まで具体的に語られなかった「生命」というものが定義付けられます。まず、生き死にに関わる自己というものが何なのかの考察から入ります。古代から...
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トルストイの『人生論』(3)

(2)のつづき第十八章、幸福の条件私(個我)の幸福を不可能にするのは、第一に「個我同士の闘争」、第二に「倦怠と苦痛に終わる個人的快楽の虚構(欺瞞)性」、第三に「個我の有限性、いわゆる老いと死」と最初に述べました。こういう世界において、人間の...
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トルストイの『人生論』(2)

(1)のつづき第十章、理性は人間にとっての自然の摂理魚がその本性に従い泳ぎ、鳥がその本性に従い飛ぶように、人間はその本性である理性の法則に従い生きることが自然なのです。勿論、人間の本質は「理性」によって規定されると同時に、私たちは動物です。...
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トルストイの『人生論』(1)

序章一般に科学的思考というものは、合理的なものと考えられています。しかし、実際にはそれは非常に不合理なものであり、現代において科学と言うものはある種の宗教のようなものとなっています。ドグマ(教義)がためのドグマであり、科学の御名において私た...
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危機における五つの心得(自分用)

(※本稿は2020年4月緊急事態宣言発令時に書かれたものです。)危機において自分を戒めるための五つの心がけです。自分自身に言い聞かせるために整理したものです。誰かを批判する前に自分を批判(自己反省)する他人の責任を問う前に、先ず自分の責任を...
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エピクテトスの『要録』(2)

(1)のつづき二十四、自分が高い名誉や権力や財産を持たず、目立って社会や国家のために役立つ偉人ではない普通の人間であるということを嘆いてはなりません。自分の権内において立派な者であることこそが、最も価値のあることだからです。先ず、そういう自...
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偽善とは何か(2)実践

(1)のつづき実利的に考える前頁では本人の意志や態度を中心として、いわば観念的な問題として偽善について考察しましたが、実際的な問題として考えれば、端的に「善いことをする人は善い人、悪いことをする人は悪い人」です。実利的に言えば、心の内容は外...
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エピクテトスの『要録』(1)

本書についてエピクテトスは、セネカ、マルクス・アウレリウスと並ぶ後期ストア派の哲人です。高官であるセネカや皇帝であるマルクスとは真逆で、奴隷として哲学を学び、解放後に哲学の学校を開くことになります。エピクテトス自身の著作は残っておらず、教え...
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自己責任とは何か

はじめに最近、「自己責任」という言葉が流行っています。しかし、この言葉が使われる時、たいてい何か矛盾した文脈で使われており、強い違和感を覚えます。そこで、この言葉の意味とその違和感の原因について考えてみたいと思います。自由と責任「自己責任」...
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キューブラー=ロスの『死ぬ瞬間』

概要人間は死ぬ瞬間に意識を失うので「死」を経験することができず、他人の死を通しての想像や、睡眠とのアナロジーなどによって間接的にとらえるしかありません。これは古代ギリシャの時代から言われていることです。ですから、現実的な「死」というものは、...
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アランの『幸福論』(7)

(6)のつづき八十二、八十三、八十四、礼儀の力礼儀というものは、乱暴な情念を鎮めるための体操です。せっかく与えられたこの短い人生という時を、くだらない情念のせいで無駄にしないための技術です。礼儀正しさの中にある柔軟さや自然さやゆとり、調和的...
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アランの『幸福論』(6)

(5)のつづき七十二、ロボットたちの口論普通、私たちの発する言葉には、意味があるものだと考えています。その人の心にある考えを言葉によって口にするものだ、と。しかし、大半の言葉はそうではなく、それは何の考えも持たない叫びのようなものです。私が...
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アランの『幸福論』(5)

(4)のつづき五十五、言葉は状況を作る環境が知らず知らずのうちにその人の行動を規定するように、言葉も同じ作用を持ちます。窓のない、薄暗い電灯の、コンクリートで冷えた空間内に居ると、人の心も閉鎖的で、暗く、冷たいものになります。それと同様、弱...
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アランの『幸福論』(4)

(3)のつづき四十二、四十四、本当の幸福人間は苦しみを嫌うものだと思われ、そして、苦しみこそが不幸だと思われています。しかし、そうではありません。例えば、重い荷を背負って山を登らされる奴隷の苦しみは嫌われますが、登山家が重いザックを背負って...
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アランの『幸福論』(3)

(2)のつづき二十七、想像に負かされる人達どんな仕事も、小さな作業の積み重ねによって達成されます。私たちは大きな仕事を目の前にした時、それに必要な膨大な工程や物や労力を想像し、それに押しつぶされ、諦めてしまいます。戦う前から負けてしまうので...
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アランの『幸福論』(かんたん版)

はじめにオプティミスト(楽観主義者)として有名なアランの『幸福論』をはじめとしたプロポ(哲学的断章)は、具体的で非常に分かりやすい言葉で書かれているはずなのですが、内容として何を言っているのかよく分からないことが多々あります。なぜかというに...
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アランの『幸福論』(2)

(1)のつづき十二、身体から心を制御する(その一)動物と違って人間には、思考と情念と言うものが存在します。その分、人は、調子を崩しやすいのです。急な坂道があったとします。馬は文句も言わず、ただ上っていきます。しかし、人間は、想像力がはたらき...
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恐れとは何か

恐れの原理「恐れ」の本質的あるいは原理的な意味を定義付けるとしたら、「未来に対するバッドな予測(バッドな未来の想像)」となるでしょう。そういう意味での対義語は期待「未来に対するグッドな予測(グッドな未来の想像)」です。「明日、台風上陸の恐れ...
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アランの『幸福論』(1)

はじめに文章が分かりやすすぎてむしろ分かりにくいアランの『幸福論』を、適度に抽象化して分かりやすくしようというのが、本頁の目的です。プロポの書かれた文脈(天声人語のような時節性)および文学的な要素は完全に無視し、人生哲学として役に立つ部分の...
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優しさとは何か

優しさの語源「優しい」という言葉の語源「やさし (優し・恥し)」の意味は、「痩せるほどつらい、肩身が狭い、気恥ずかしい、慎み深い、優美だ、しとやかだ、おとなしい、けなげだ」などという状態を指す形容詞です。さらに言えば、痩せるの形容詞化(「痩...
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問題意識とは何か

問題意識社会に出て働き出すと、職場の先輩や上司は例外なく「問題意識を持て」などと言います。世界平和や飢えた子供を救うというような大きな問題解決を仕事にする人ならまだしも、私達のような普通の仕事、毎日定食を作ったり、荷物を運んだり、電話に出た...
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偽善とは何か

偽善という言葉の難しさ最近、「偽善」という言葉がやたらと使われます。しかし、多くの場合、意味がない、あるいは適切でない文脈で使われているため、それはまったく生産的でない空虚な言葉になってしまっています。そこで「偽善」という言葉の意味を少し考...
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スマイルズの『自助論』

はじめに本書は成功者の偉人伝と、それを事例として導き出した成功のための一般則(理論)の、二つの文章から構成されています。本頁では後者の理論にスポットをあてているため、全十三章のうち、本質的な理解にあまり影響が無いと判断したいくつかの章を省い...
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虚無感とは何か

虚無感ある休日、長い昼寝をしてしまって日暮れ過ぎに起きた時、理由も分からない虚無感や不安に襲われることがあります。そんな日常のほんの些細な出来事や瞬間に訪れるこの虚無感の正体とは一体なんでしょうか。作られていく「私」人間は本来、生まれたとき...
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セネカの『人生の短さについて』

一、人生は使い方次第で、長くも短くもなる多くの人は人生が短いと嘆く。何の準備も整わないうちに、人は召される。偉大な人(ヒポクラテス)も「人生は短く、学は長い」と言う。しかし、私たちに与えられた人生の時間は十分に長く、偉大な仕事を成し遂げる時...
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ディオゲネスのシニシズム

キュニコス学派ソクラテスの弟子のうち、有名なプラトンとクセノフォンを除いた一派を小ソクラテス派といい、その中のひとつがキュニコス派です。キュニコスとは「犬のような人」という意味で、その野良犬のような生き方に由来し、キュニコスの英語cynic...
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差別とは何か

差別の二つの類型誰もが簡単に自分の意見を述べられる時代、誰もが自分を被差別者だと訴えます。それによって本当の差別が覆い隠され、見えにくくなっているのが現状です。そこで少し差別というものの本質や定義を、もう一度見返す必要がありそうです。差別を...