人生/一般

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自己責任とは何か

はじめに 最近、「自己責任」という言葉が流行っています。 しかし、この言葉が使われる時、たいてい何か矛盾した文脈で使われており、強い違和感を覚えます。 そこで、この言葉とその違和感の原因について考えてみたいと思います。 自由...
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キューブラー=ロスの『死ぬ瞬間』

概要 人間は死ぬ瞬間に意識を失うので「死」を経験することができず、他人の死を通しての想像や、睡眠とのアナロジーなどによって間接的にとらえるしかありません。 これは古代ギリシャの時代から言われていることです。 ですから、現実的な「死」と...
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アランの『幸福論』(7)

(6)のつづき 八十二、八十三、八十四、礼儀の力 礼儀というものは、乱暴な情念を鎮めるための体操です。 せっかく与えられたこの短い人生という時を、くだらない情念のせいで無駄にしないための技術です。 礼儀正...
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アランの『幸福論』(6)

(5)のつづき 七十二、ロボットたちの口論 普通、私たちの発する言葉には、意味があるものだと考えています。 その人の心にある考えを言葉によって口にするものだ、と。 しかし、大半の言葉はそうではなく、それは何の...
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アランの『幸福論』(5)

(4)のつづき 五十五、言葉は状況を作る 環境が知らず知らずのうちにその人の行動を規定するように、言葉も同じ作用を持ちます。 窓のない、薄暗い電灯の、コンクリートで冷えた空間内に居ると、人の心も閉鎖的で、暗...
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アランの『幸福論』(4)

(3)のつづき 四十二、四十四、本当の幸福 人間は苦しみを嫌うものだと思われ、そして、苦しみこそが不幸だと思われています。 しかし、そうではありません。 例えば、重い荷を背負って山を登らされる奴隷の苦しみ...
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アランの『幸福論』(3)

(2)のつづき 二十七、想像に負かされる人達 どんな仕事も、小さな作業の積み重ねによって達成されます。 私たちは大きな仕事を目の前にした時、それに必要な膨大な工程や物や労力を想像し、それに押しつぶされ、諦めてし...
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アランの『幸福論』(かんたん版)

はじめに オプティミスト(楽観主義者)として有名なアランの『幸福論』をはじめとしたプロポ(哲学的断章)は、具体的で非常に分かりやすい言葉で書かれているはずなのですが、内容として何を言っているのかよく分からないことが多々あります...
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アランの『幸福論』(2)

(1)のつづき 十二、身体から心を制御する(その一) 動物と違って人間には、思考と情念と言うものが存在します。 その分、人は、調子を崩しやすいのです。 急な坂道があったとします。 馬は文句も言わず、ただ...
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恐れとは何か

恐れの原理 「恐れ」の本質的あるいは原理的な意味を定義付けるとしたら、「未来に対するバッドな予測(バッドな未来の想像)」となるでしょう。 そういう意味での対義語は期待「未来に対するグッドな予測(グッドな未来の想像)」です。 ...
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アランの『幸福論』(1)

はじめに 文章が分かりやすすぎてむしろ分かりにくいアランの『幸福論』を、適度に抽象化して分かりやすくしようというのが、本項の目的です。 プロポの書かれた文脈(天声人語のような時節性)および文学的な要素は完全に無視し、人生哲学...
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優しさとは何か

優しさの語源 「優しい」という言葉の語源「やさし (優し・恥し)」の意味は、「痩せるほどつらい、肩身が狭い、気恥ずかしい、慎み深い、優美だ、しとやかだ、おとなしい、けなげだ」などという状態を指す形容詞です。 さらに言えば、痩...
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問題意識とは何か

問題意識 社会に出て働き出すと、職場の先輩や上司は例外なく「問題意識を持て」などと言います。 世界平和や飢えた子供を救うというような大きな問題解決を仕事にする人ならまだしも、私達のような普通の仕事、毎日定食を作ったり、荷物を...
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偽善とは何か

偽善という言葉の難しさ 最近、「偽善」という言葉がやたらと使われます。 しかし、多くの場合、適切でない文脈で使われているため、何を言っているのかよく分からないことがあります。 そこで「偽善」という言葉の意味を少し考えたいと思います。 ...
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相田みつをの『人間だもの』

はじめに まず本書のエッセイ部分の内容を中心に相田の思想を見ていき、最後に詩を少し紹介します。 にんげんだもの 相田みつをの人間の定義とは「弱さ」です。 偽り、欲深く、躓き、迷い、苦しみ、誤る、弱...
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スマイルズの『西国立志編(自助論)』 (4)模範と人格

(3)のつづき 第十二章、模範(モデル) 人間の模範は言葉を使わない実践の教師であり、行動による教示は言葉のそれより遥かに説得力があります。 人間は耳で聴くる情報より、目で見る情報の方が比較にならないほ...
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スマイルズの『西国立志編(自助論)』 (3)自己修練と倹約

(2)のつづき 第十章、お金の力 お金というものは、それ自体は尊くも卑しくもない、単なる道具です。 使い方次第で、その人や人生を良くも悪くもします。 お金の使い方はその人の人格の現れであり、お金の問題は人間の問題です...
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スマイルズの『西国立志編(自助論)』 (2)勇気と実践

(1)のつづき 第六章、仕事と創造 何らかの目的を達成しようと意を決したなら、起床から就床まで、全身全霊をそこに傾けねばなりません。 たとえ天賦の才や幸運を持っていても、努力によってそれを保持し磨かなけ...
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スマイルズの『西国立志編(自助論)』 (1)自助の精神

はじめに 本書は成功者の偉人伝と、それを事例として導き出した成功のための一般則(理論)の、二つの文章から構成されています。 本項では後者の理論にスポットをあてているため、全十三章のうち、本質的な理解にあまり影響が無い...
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虚無感とは何か

虚無感 ある休日、長い昼寝をしてしまって日暮れ過ぎに起きた時、理由も分からない虚無感や不安に襲われることがあります。 そんな日常のほんの些細な出来事や瞬間に訪れるこの虚無感の正体とは一体なんでしょうか。 ...
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セネカの『人生の短さについて』

一、人生は使い方次第で、長くも短くもなる 多くの人は人生が短いと嘆く。 何の準備も整わないうちに、人は召される。 偉大な人(ヒポクラテス)も「人生は短く、学は長い」と言う。 しかし、私たちに与えられた人生の時間は十分に長く、偉大...
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ディオゲネスのシニシズム

キュニコス学派 ソクラテスの弟子のうち、有名なプラトンとクセノフォンを除いた一派を小ソクラテス派といい、その中のひとつがキュニコス派です。 キュニコスとは「犬のような人」という意味で、その野良犬のような生き方に由来し、キュニコスの英語c...
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ジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』(3)考察

(2)のつづき なぜそうなる? 本書は自己啓発本の原点とも言われ、1世紀以上を経た現在でも世界中で売れ続けている力のある本です。 実際、1902年に書かれたものとは思えないくらい、すぐれた心理学的・哲学的洞察が...
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ジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』(2)

(1)のつづき <第三章、健康に対する思考の影響> 肉体の状態も、心のあり方に従います。 不健全な考えを心の内に持っていれば、健康は衰え病気がちになり、健全な心で生きれば、身体も若々しく健康でいられます。 私...
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ジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』(1)

<第一章、思考と人格> 「人は自分が思っているとおりのものになる」 自分の人格は自分の思考の完全な帰結です。 思考は種であり、行動はその花です。 無意識的(計画的でない)行動から、意識的(計画的)な行動まです...
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自由とは何か

自由意志 哲学においてもっとも雄弁に語られる自由は、サルトルに代表される実存主義的自由です。 古くはローマ皇帝マルクス・アウレリウスの指導理性から、スティーブン・コヴィーのような現代のハウツー本まで、その自由は変わることなく...
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スティーブン・コヴィーの『七つの習慣』(4)

(3)のつづき 第三の習慣、最優先事項を優先する 第一の習慣で主体性を持ち、その主体によって第二の習慣である一度目の創造(知的創造)である人生の設計図を描きます。 そして第三の習慣は、その理念を具体化するための...
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スティーブン・コヴィーの『七つの習慣』(3)

(2)のつづき 第二の習慣、終りを思うことからはじめる 何かものを作ろうとするとき、完成のイメージをしっかり持っていなければ、良いものは作れません。 プロの料理人は完成形のイメージをしっかり描いた上で料理を作る...
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スティーブン・コヴィーの『七つの習慣』(2)

(1)のつづき 第一の習慣、主体的である 人間の本質というものは、デカルトの「我思うゆえに我あり」という言葉に代表される自己反省(自覚)の能力です。 動物やそれに近い幼児などの場合その能力を持たないため、刺激と...
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スティーブン・コヴィーの『七つの習慣』(1)

物の観方を変える 基本的にその人のあり方や世界のあり方は、その人自身のものの見方(観点や思考の枠組)に事前に既定されています。 コップに半分入ったお酒を、「まだ半分もある」とポジティブにとらえ酒宴を楽しめる人と、「もう半分し...
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「生きることの意味」(3)批判とまとめ

(2)のつづき 目的論への批判 前項、前々項における基本的な考え方となっているのが、古代ギリシャにはじまる「目的論」です。 事物の運動というものが、すべて目的へ向かう過程だと観る世界観です。 特に東洋思想的な...
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自信とは何か

自信の定義 「自信」というものが語られる際、多くの場合それは自分を信じる信じない以前の問題を意味しています。 「信じる」ということは、そもそもその選択の前に「疑い」がなければ生じないものです。 例えば、私の子供が私の子供で...
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夢とは何か

夢の裏側を見る 私たちは一般に夢をもつことがよい人生を送るための方法だと考えています。 しかし、どんなことでも一長一短があるはずなのですが、あまり夢をもつということの短所や、反対の夢をもたないということの長所を挙げる...
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努力とは何か

はじめに 努力は報われないとよく言われますが、たぶん努力は報われます。 努力が報われないと感じるのは、努力の意味を間違えて捉えてしまっているからです。 生産性のない無意味な根性論や努力の美化も、そういう捉え違いから...
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「生きることの意味」(2)行為の真意

(1)のつづき 人間存在としての無意味 前項のように、手段-目的の関係性を自覚的に意識し再構築して、人生を自分自身のプロジェクトによって設計することで、社会の中での生の無意味感を脱することができます。 しかし、...