幸福論

幸福論

死(にまつわること)を思え

死(にまつわること)を思うことの効用は無数にありますが、最も言及されるのは、人生の終わりとしての死です。 人は終わりを意識することによって、今の行動に充実した意味を与えることができます。 そこはかとなく卒業という終わりを意識しているがゆ...
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死(そのもの)を思うなかれ

死を思うと、強い不安や恐怖に襲われることがあります。 自分の居無い世界のことを考えると、脳がめまいを起したような焦燥感が生じます。 人間は完全な無を考えることができず、常に無は何らかの有に対しての限定的な無です。 ゼロは数の無い状...
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バック・トゥ・ザ・プレゼント

多くの人々は、現在(かつての未来)を変えるために過去(かつての現在)に戻るタイムトラベルSFが好きです。 日常的にも「あの時(かつての現在に)ああしていれば、いま頃(かつての未来で)こうあったのに」という妄想に耽ります。 しかし、そんな...
幸福論

はじめに

アランの『幸福論』の企画をパクッて、たるネコ(管理人名)幸福論なるものを書いていきます。 理性に基く努力によって幸福になりましょう、というものですが、アランのいう幸福とは楽観的でポジティブな人生を指しています。 世間一般の楽観主義との違...