基礎練習・全体その1~単純化

日記

単純化の練習

クローズアップで顔だけ描く、ミディアムショットで半身を描く、フルショットで全身を描く、ロングショットで小さな群像を描く、それぞれのケースによって同じ人物を描くにも絵の質が大きく変わります。
まったく異なる絵を描いていると思った方が良いでしょう。
肩上から半身程度のミディアムショットは、だいたい写実65%、記号35%で決定しましたので、それをベースにフルショット、ロングショットに単純化します。

フルショット

顔は遠目に見た時や目を細めた時に残るような本質的な部分のみ描き、身体と着衣の描き込みはせず、デッサンの正確さ、大きなシワ、ポイントとなるシワ、アウトラインの形と入り込みによる説明によって、リアルを「感じさせる」手がかりのみを描きます。
要はゲシュタルト的な閉合を生じさせる要素(線)の配置によって、単純化によって生じた省略部分を想像によって埋めさせることで、単純化されてはいるがリアルな絵が描けるということです。
人間の脳の補正機能によって、具体と抽象を両立させることができます。
補正機能を作動させるには、描画の正確さが必須になりますので、誤魔化しが効きません。

例えば、一部の少女漫画の作家は、意図的に線を途切れさせたり(例、口の線の最初と最後の口尻だけ描く)、部分を大幅にカットしたり(例、片目をまったく描かない)して、暗示によって、詩的繊細さや清廉さを形体の存在と両立させます。

フルショット練習

適当な人物写真を選んで、写実65%、記号35%くらいでマンガ化した上で、単純化してみます。
描きすぎてしまうので、かなり難しく感じます。
納得いくまで(80点)、単純化された絵柄を探します。

40点-シワの単純化が上手くいっておらず、ぐちゃぐちゃです。

 

ロングショット

ロングショット練習

 

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