人生問題考察「探しものが見つからない」

問題
探し物が見つからない

考察
「探し物は探すのをやめた時に見つかる」とは、井上陽水さんの歌の詩に限らず昔から言われていることです。
人は探し物をしているとき、猫の目のように視野が狭くなってしまいます。
暗闇で犯人を追いかけるサーチライトのような探し方です。
だから探すのをやめると、サーチライトの円がサーッと拡がって、真昼間のように視野が一気に開かれ全体が見渡せます。
その時、「あ、こんなところにあったんだ」と探し物が見つかります。

仮に「自由の女神」のイラストの間違い探しがあったとして、素人はA図とB図のパーツをいちいち比較して見ます。
Aの顔とBの顔、Aの足の鎖とBの足の鎖、Aの松明とBの松明、Aの服のシワとBの服のシワ、等々、それでは時間がかかって仕方がありません。
しかし、間違い探しのプロはただ、A図の全体とB図を全体を大きな柄と見て、眼をひょこひょことA-Bの間を往復させ図を重ね合わせるようにしながら、次々に違いを見つけ出していきます。

人生問題についても同じことです。
躍起になって近視眼的なせまい視野で探すと、なかなか見つかりません。
自分のしたい仕事や、理想のパートナー、自分の望むライフスタイルやファッション、等々。
人生において探し物が見つからない時はこのことを思い出して、いったん引いて全体を観て、獲物を狙う大空の鷹のように未来や過去をも含む大局を鳥瞰図的に見据えてもう一度見返せば、きっと探し物は見つかるはずです。